バレエが好きになるまで・・・ [バレエのこと]
バレエのことというより子供のことかもしれません。
娘がバレエを始めたのは3歳と10ヶ月のころ。
幼稚園にもだいぶ慣れてきたころのことでした。
初めのうち、実は娘はバレエ教室に行くといつも泣いていました。始まってしまうと何とかやるのですが、それでも時折泣きながら2回の私のところに戻ってきたりしていました。
そんな娘を私は理解できず、何でママが見ててあげてるのに泣くの?上手に踊れているのにどうして泣くの?と受け入れることが出来ませんでした。
なぜなら、本当に小さいころから踊りが大好きで、家でもビデオを見ながら踊りまくり、近所に出来た「しましまタウン」という「しまじろう」のいる広場では真正面を陣取って踊りまくるような娘だったので、これは踊りを習わせてあげよう、きっと楽しむはずだ!という思い込みがあったからなのです。
もうやめてしまおうか、と悩んでいたある日、先生に偶然道でお会いすることがありました。「すみません、いつも泣いてばかりでご迷惑をおかけして」というようなことを話したら、先生が「Kちゃんは、とっても負けず嫌いなんですよ。お姉ちゃんたちのように踊れないのが分かっていてそれがつらいのよね!」と言ってくださったんです。
まさに目からうろこそうだったんだ!確かに娘の性格からしたら、泣く理由なんてそんなことしか考えられない!先生ってすごい!!!!
そして「初めに泣いている子は泣かないようになるとものすごく成長しますから大丈夫ですよ」と暖かーい言葉をかけていただいて、私も泣かないようにさせなきゃとムキになっていたことに気が付いたのでした。
それからしばらくすると、うそのようにけろっとレッスンに通うようになり、毎回「ああ楽しかった♪早く次のバレエにならないかなあ」というようにまでなりました。
私が、泣きたきゃ泣けばいいさ!いつか泣かなくなるだろうとどーんと構えたのがよかったのだろうと思います。
母が変われば娘も変わる。身をもって感じた出来事でした。
コメント 0